Ehime University Hospital Division of Pharmacy

チーム医療

チーム医療

がん化学療法チーム(Cancer Chemotherapy Team)

Vision(未来像)

地域に根差したがんチーム医療の拡散を通して、患者と家族が安心して過ごせる社会を創る。

Mission(使命)

切れ目のない連携、患者中心のチーム医療を担う次世代教育、エビデンスに基づく薬学的介入を通して、全ての患者と職員に高い満足を届ける。

◆経緯

平成15年   当院に外来化学療法室設置
平成21年9月 外来化学療法患者への薬剤管理指導業務を開始
平成25年4月 外来化学療法室15床への増床に合わせ、薬剤部サテライト設置
平成26年8月 がん患者指導管理料3の算定開始

◆特に薬剤師が積極的に関与している活動

  • レジメン委員会
    化学療法に携わる各診療科の医師の代表者、業務に携わる看護師及び薬剤師ら24名で構成され、エビデンスに基づきレジメン審査を行う。レジメン管理は薬剤師が行い、外来および入院患者全てにレジメンオーダで運用している。外来化学療法加算1を算定している。
  • がん患者指導管理料3
    平成26年度診療報酬改定の新設に伴い、専任のがん専門薬剤師による算定を開始した。外来化学療法患者および経口抗がん剤院外処方患者を対象に、薬剤の効能・効果、服用方法、投与計画、副作用の種類とその対策、日常生活での注意点、副作用に対応する薬剤や医療用麻薬等の使い方、他の薬を服用している場合は薬物相互作用等について文書により説明を行っている。

 

このページの先頭へ

栄養サポートチーム(NST; Nutrition Support Team)

◆NSTの目的

入院早期から栄養アセスメントを行い,低栄養などの栄養管理が必要とされる患者に適切な栄養補給,栄養投与法を医師・看護師・薬剤師・管理栄養士ほか,多職種によるチームで検討する。栄養改善を図ることにより,患者の治療をサポートすると共に在院日数の短縮を図ることを目的とする。

◆経緯

  • 平成15年   当院にNST設置(2チーム編成)
  • 平成22年 6月 NST管理加算開始(1チームに再編成)
  • 平成23年 4月 東日本大震災によるエンシュア・同Hリキッド製造中止に伴う栄養剤へ切り替え
  • 平成23年 6月 エンシュア・同 Hリキッド製造・処方再開
  • 平成23年11月 NSTマニュアル作成

◆活動

  • 毎週金曜日15時~     NSTカンファレンス・ラウンド
  • 隔月第4水曜日16時~   NSTチーム勉強会
  • 奇数月の第3月曜日16時~ NST会議

 

_img_40

このページの先頭へ

緩和ケアチーム(チームSMILE)

◆緩和ケアチームの目的

各分野の専門の医療スタッフが“患者のがんに伴う痛みなどの色々な苦痛を取り除き,充実した生活ができる様に支援する”ことを目標にして作られたチームです。

◆経緯

  • 平成15年   麻酔科医・精神科医・看護師による活動開始
  • 平成19年   緩和ケアセンター設立に伴い薬剤師等の医療従事者を含めた活動開始
  • 平成21年9月  緩和ケア診療加算の算定開始

 

◆活動内容

  • 毎週月曜日15時~ 緩和ケアチーム回診(ラウンド)
  • 毎週水曜日16時~ 緩和ケアチームカンファレンス
  • 年1~2回     緩和ケアセンター主催勉強会

 

  • 平成20年 患者さん用パンフレット作成(痛みを上手にとる方法)
  • 平成21年 緩和ケア啓発ポスター作製
  • 平成23年 医療者用オピオイド換算表作成(がん性痛治療−巧への道−)
  • 患者さん用パンフレット作成(自分らしい生活をすごすために−緩和ケア−)

このページの先頭へ

感染制御部(ICT)

◆感染制御部の目的

  • 患者,職員,学生を感染症リスクから守ること

◆経緯

  • 2001年 5月院内感染対策チームとして発足
  • 2005年 6月抗菌薬使用量調査開始
  • 2005年10月特定抗菌薬(カルバペネム系抗菌薬,抗MRSA薬)長期使用理由書届出制を導入
  • 2006年 9月感染制御部となる
  • 2006年10月リネゾリド使用理由書届け出制を導入
  • 2008年 2月抗MRSA薬使用理由書届け出制を導入
  • 2009年 2月コンピュータシステムによるTDMモニタリングシステムを導入
  • 2010年 4月感染防止対策加算(入院初日100点)算定開始

◆活動内容

  • 病院感染対策コンサルテーション,感染症予防法に基づく届け出,耐性菌に対する感染対策,抗菌薬使用理由書集計,院内回診,マニュアルの作成・見直し,院内感染に関する研修会,職員や学生のウイルス交代の管理とワクチン接種

◆特に薬剤師が積極的に関与している活動

特定抗菌薬使用理由書届け出制
  • 特定抗菌薬長期使用理由書届け出制:特定抗菌薬の不必要な長期投与を防止することが目的である。12日以上連続投与されている患者の処方医に対して配布する。処方医は使用予定日数を記入し,14日を越えて投与する予定の場合には使用理由を記載する。
  • 抗MRSA薬使用理由書届け出制:抗MRSA薬の適正使用を推進することが目的である。投与開始翌日に処方医に対して配布する。チェックリスト形式としており,薬剤師は抗MRSA薬が適正に使用されているかを確認する。
院内回診

感染防止対策加算の新設に伴い2010年7月よりICTによる院内ラウンドを開始した。医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師,事務員からなるメンバーで構成され,毎回6~8名でラウンドを行っている。毎週水曜日の午後に1病棟あたり30分程度,1回のラウンドにつき2~4病棟(部署)を巡回する。

  • ラウンドでは手洗い,廃棄物,針刺し切創対策,防護具,衛生材料,環境,消毒薬に関する項目をチェックしている。薬剤師は主に抗菌薬や消毒薬の使用状況について確認を行う。

 

  • 毎月行われる会議で抗菌薬の使用状況(抗菌薬使用量,使用比率,金額比率,金額,診療科別使用量)を報告している。 2011年7月からは使用量をAUD(antibiotic use density,抗菌薬使用密度)に換算して報告している。系統ごとの比較が可能となり,抗菌薬の使用比率も監視することが可能となった。

このページの先頭へ

HIV感染症チーム

◆HIV感染症チーム

薬剤師が1998年よりHIV感染症患者に外来での服薬指導を開始したことをきっかけとして多職種での患者へのかかわりが開始された。現在は,医師,看護師,薬剤師,社会福祉士,臨床心理士が年々増加する患者に対応すべく,連携をとりながら活動している。

◆経緯

  • 1996年 エイズ治療拠点病院に指定される
  • 1998年 薬剤師による服薬指導開始
  • 2002年 派遣カウンセラー依頼開始
  • 2005年 担当看護師決定
  • 2006年 定期カンファレンス開始
  • 2010年 エイズ診療中核拠点病院に指定される

 

◆活動内容

1.チームカンファレンス(第4月曜日17:15~)
    ≪内容≫

  • 新規外来/入院患者の把握,問題点・情報の共有
  • 学会,研修会の報告 など
2.病棟への出張講義
3.主催講演会(年1~2回)

 

◆薬剤師の主な活動

  • 患者に対する薬剤管理指導
  • 医療スタッフに対する薬剤情報提供(他院情報の提供,薬物血中濃度測定,未発売薬剤の供給)

 

このページの先頭へ

PAGETOP
Copyright © 愛媛大学医学部附属病院薬剤部 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.