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医療技術の進歩とともに,心臓・血管・呼吸器外科手術においても,内視鏡下手術やロボット支援手術など,心臓に負担がかからない手術へ移行し,大きなキズを残さず,体に負担が少ない外科手術が普及してきています。今回,参加者にそれらの手術への理解を深め,安心して手術を受けてもらえるように,最新・先進の手術について学んでいただきました。
始めに,愛媛大学大学院医学系研究科心臓血管・呼吸器外科の泉谷裕則教授から開会のあいさつがあり,続いて,泉谷教授を含む3人の講師による講演が行われました。
第1部では,同科の佐野由文准教授から「進化する呼吸器外科手術」と題し,呼吸器外科手術の歴史を振り返りつつ,日々進歩する胸腔鏡下手術やロボット手術などの外科手術が紹介されました。続いて,本学看護学科の八杉巧教授から「動脈・静脈・交感神経の低侵襲手術」をテーマに「大動脈瘤」「下肢静脈瘤」「手指血行障害」の各疾患に導入された最新手術について説明がありました。また,泉谷教授からは,胸骨正中切開や身体に優しく小さな傷の低侵襲心臓手術の解説など「心臓外科治療の今と未来」についての講演がありました。
また,第2部では泉谷教授がコーディネーターを務め,他の講演者2人がパネリストとなって,参加者からの質問や疑問に答えるQ&Aコーナーを設けました。抗がん剤の使用や放射線治療についての質問や再生医療の実用化について質問があり,各パネリストが経験と実例に基づいた解説を行いました。
参加者にとって,今後,ますます進化・発展していく治療や手術について,理解を深めていただく機会になったと思います。
本院では,次年度も皆さんの関心の高いテーマを取り上げ,様々な事例や対応策等を紹介していきたいと考えています。