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プレスリリース

四国初!食道アカラシアに対する内視鏡下筋層切開術(Per-oral Endoscopic Myotomy: POEM)を実施

 愛媛大学医学部附属病院第三内科(日浅陽一教授)、同院光学医療診療部(池田宜央部長)では、四国初となる食道アカラシアおよびその類縁疾患に対する「内視鏡下筋層切開術(Per-oral Endoscopic Myotomy: POEM)」を11月28日に実施しました。
 食道アカラシアは、食道の出口の筋肉が開きにくくなったり、(下部食道括約筋の弛緩不全)、食道の食物を運ぶ動きに異常があったり(食道運動障害)することにより、飲食物の食道の通過が障害され、嘔吐(逆流)、体重減少、胸痛などを主症状とする疾患です。
 食道アカラシアに対する治療は、従来、バルーン拡張術(下部食道括約筋を医療用の風船で広げる治療)や外科手術が行われてきました。POEMはバルーン拡張術よりも高い治療効果が期待できること、また外科手術と同等あるいはそれ以上の効果が期待でき、さらに体の負担や合併症が少ないことが利点です。その有効性・安全性の面から2016年4月から保険適用となっています。現在、日本のみならず世界でも、食道アカラシアの治療の第一選択としてPOEMが認知されています。
 当院の担当医である富田英臣助教は、国内最多のPOEM施行数を有する昭和大学江東豊洲病院において、診断およびPOEM治療のトレーニングを受けており、今後、愛媛県のみならず四国および近隣県の食道アカラシア患者さんに質の高いPOEM治療を提供いたします。ぜひ受診下さい。

技術名

内視鏡下筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy; POEM)

手術適用

食道アカラシアおよび類縁疾患

費用面

保険適用あり。当院は暫定的に病院負担で開始し、11例目以降の保険診療を目指します。

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 864KB)

お問い合わせ先

医学部附属病院第三内科 富田 英臣

Tel 089-960-5308
Mail  tomida.hideomi.xi@ehime-u.ac.jp