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プレスリリース

ロボット支援手術の安全性向上を可能とする『超小型広視野角監視カメラBirdView (バードビュー)』を開発

愛媛大学医学部附属病院消化器腫瘍外科の惠木浩之准教授の研究グループは、シャープ株式会社、株式会社コスミックエムイーとの共同で、超小型広視野角監視カメラBirdView (バードビュー)の開発に成功しました。既に2022年3月31日に薬事認証を受け、株式会社メディカルリーダースを販売企業とし、全国に向けて市販する準備を進めています。
近年ロボット支援手術の保険適用拡大が進み、各疾患領域において、ロボット支援手術症例数が増加している一方、術中の合併症の原因と思われる触覚の欠如という大きな課題がありました。これを克服するため、惠木准教授らは、拡大視効果を得ることで生じる死角を俯瞰するように監視できる、超小型で広い視野角を有する腹壁固定型のカメラBirdView (バードビュー)を開発しました。
現在、腹腔鏡下手術における第1相臨床試験が終了し、愛媛大学医学部附属病院でロボット支援手術における第1相臨床試験を行っています。また、消化器外科領域にとどまらず、泌尿器科・産婦人科・呼吸器外科・耳鼻咽喉科で同様の臨床試験を計画しており、愛媛大学から安全なロボット支援手術を全国あるいは世界に届けることができると期待しています。

BirdView のコンセプト

掲載誌:Surgical Endoscopy (Impact Factor: 4.584(2020))
DOI:10.1007/s00464-018-6293-y.
研究タイトル:A prospective study of the safety and usefulness of a new miniature wide-angle camera: the “BirdView camera system”.
著者:Sumi Y, Egi H*, Hattori M, Suzuki T, Tokunaga M, Adachi T, Sawada H, Mukai S, Kurita Y, Ohdan H.
責任者:惠木浩之(愛媛大学)

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 936KB)

お問い合わせは、お気軽に下記までお寄せください。

愛媛大学医学部附属病院消化器腫瘍外科 准教授 惠木 浩之
TEL:089-960-5972
Mail:egi.hiroyuki.if@ehime-u.ac.jp