お知らせ

第59回ヘルスアカデミーを開催しました【8月5日(日)】

平成30年8月5日(日)、いよてつ高島屋ローズホールにて、第59回ヘルスアカデミー「『美しく老いる』~運動器の視点から考える~」を開催し、約140人が参加されました。

 運動器を健康に保つことは、健康寿命の延伸のために重要ですが、超高齢社会の進展に伴い、運動器の老化に伴う、ロコモティブシンドロームが増加しています。今回は、運動器を健康に保つためにできること、知っておくべきことについて、4人の専門家が講演を行いました。
 まず、整形外科の今井浩准教授から、股関節に係る病気について、痛みを取るための薬や運動療法が紹介されました。また、手術を行った患者さんの術前術後の動画を用いて、歩き方や痛みにどのような変化があるか、分かりやすく説明しました。
 続いて、同診療科の渡森一光医員から、膝関節に係る病気について、膝の痛みにより、外出を控えることでうつに繋がったり、また、トイレを控えようと水分を取らなくなることによって脱水になり、脳梗塞や心筋梗塞へ繋がるなど、全身に影響する場合があり、そうならないためには、体重を増やさないことや筋力をつけることが重要との説明がありました。
 また、同診療科の清松悠助教から、肩関節に係る病気について、五十肩や肩の拘縮における身体症状やその原因、治療方法について、図や写真などを用いて説明し、肩の痛みがある場合は動かなくなる前に、病院を受診してほしいと話しました。
 最後に同診療科の森野忠夫講師から、脊椎に係る病気について、日本人の平均寿命が延びたことにより、背骨の老化が認められるようになったと説明し、80歳の人の背骨を20歳の人のものとを比較した写真を用いて、軟骨のすり減りや骨の曲がりを指摘しました。背骨が曲がる一因でもある骨粗鬆症は、早期発見・早期治療が重要であり、特に60歳以上の人は検診を受けるようにと話しました。
 講演後には、森野氏がコーディネーターを務め、その他の演者3人がパネリストとなり、Q&Aコーナーを設けました。参加者から「年齢を重ね転びやすくなったが、どんなことに注意すればよいのか」「肩の手術をした後は、どのようなことに気をつければよいのか」など、多くの質問がありました。
 当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催してまいります。

  • 森野講師の講演

  • Q&Aコーナー