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第64回ヘルスアカデミーを開催しました

第64回ヘルスアカデミーを開催しました【6月9日(日)】

 令和元年6月9日(日)、いよてつ高島屋キャッスルルームにて第64回ヘルスアカデミー「肝臓・胆のう疾患に対する外科治療 どのような病気が手術で治るの?また肝移植とはどのような治療?」を開催し、85人の方が参加されました。
 肝臓や胆のうには様々な病気が生じ、それぞれに応じた治療法があります。その中で手術による外科治療は重要な役割を果たしています。今回、どのような病気の場合、外科治療を受けた方が良いのか、またその成果はどうなのか、それに加えて外科治療の一つである肝移植医療について5人の専門家が講演を行いました。
 まず、肝臓・胆のう・膵臓・移植外科の高井昭洋講師から、胆のう結石症は、症状があれば、まず超音波検査を行い、手術の必要性があれば、腹腔鏡下胆のう摘出術を行うと説明がありました。また、この手術は痛みも少なく、術後約2週間で元通りの生活に戻れると話がありました。続いて、同診療科の坂元克考助教から、原発性肝がん及び転移性肝がんについて、近年では手術手技や周術期管理の向上により、安全性及び長期生命予後の両面が格段に改善されていると紹介がありました。
 次に、同診療科の小川晃平准教授から、肝移植には生体肝移植と脳死肝移植の二通りの方法があり、肝移植の適応条件について説明がありました。続いて、レシピエント移植コーディネーターの坂本ゆり看護師長から、レシピエント移植コーディネーターについて説明があり、些細なことでも相談してほしいと話がありました。
 最後に、愛媛県臓器移植支援センター臓器移植コーディネーターの兵藤大輔氏から、移植の現状について、県内のアンケート調査では約5人に1人が何らかの方法で臓器提供の意思表示をしており、この結果は全国平均より高く、愛媛県民の臓器提供に対する意識が高いと紹介がありました。
 講演後には、肝臓・胆のう・膵臓・移植外科の高田泰次教授がコーディネーターを務め、5名の演者がパネリストとなり、Q&Aコーナーを設けました。参加者から「胆のうにはどういう食べ物が良いのか。」「肝移植後の生存率どのくらいか。」など、多くの質問がありました。閉会の挨拶では、高田教授が「臓器提供について、ご家族や身の回りの方とお話ししてほしい」と締めくくりました。
 当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催してまいります。

  • 高田教授の挨拶

  • 質疑応答の様子