お知らせ

第66回ヘルスアカデミーを開催しました

令和元年9月8日(日)、いよてつ高島屋ローズホールにて第66回ヘルスアカデミー「緩和ケアについての市民公開講座~アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)について考える~」を開催しました。

 緩和医療・緩和ケアの一般市民への普及を目的とし、「アドバンス・ケア・プランニング」をテーマに自らが望む人生の最終段階における医療とケアについて、4人の専門家が講演を行いました。
 第一部では、まず、愛媛大学医学部附属病院緩和ケアセンターの藤井知美助教から緩和ケア及びアドバンス・ケア・プランニングについて説明があり、愛媛大学医学部附属病院では多職種によるチームで対応しており、辛いときは必ず相談してほしいと話がありました。次に、医療法人聖愛会松山ベテル病院の中橋恒院長から、人生の最終章を如何に納得できるエンディングにするのかが大切であると説明があり、生き終え方を考えることは、その人の人生を輝かせるため、人生の節目をきっかけにして是非考えてほしいと話がありました。続いて、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会の松本陽子理事長から、ある患者さんとご家族の例をもとに、自分の希望を伝えたり、家族で情報共有することはとても大切であると話がありました。
 第二部では、東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座の会田薫子特任教授による講演と社会福祉法人恩賜財団済生会今治医療・福祉センター今治病院脳神経内科センター長であり日本尊厳死協会四国支部長の野元正弘氏を座長に質疑応答を行いました。参加者から「終末期の過ごし方として、痛くない、怖くない、悲しくないを叶えてもらえるのか」「減薬するにはどうすれば良いのか」など、多くの質問がありました。
 最後に、愛媛大学大学院医学系研究科臨床腫瘍学講座の薬師神芳洋教授から閉会の挨拶があり、患者さんの気持ちが不安に揺れ動いたときに、家族や医療従事者が優しく見守れるような社会になってほしい、と締めくくりました。
当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催してまいります。

  • 藤井助教による講演

  • 質疑応答の様子