お知らせ

第69回ヘルスアカデミーを開催しました

令和2年1月19日(日)、いよてつ高島屋ローズホールにて第69回ヘルスアカデミー「これでスッキリ!目の疑問~スマホやパソコンから目を守るために~」を開催しました。

 スマートフォンは2011年から個人保有率が5年間で4倍に増加しています。その利便性から、さまざまな恩恵を享受しながら私たちは生活していますが、一方で依存症など新たな問題が生まれています。今回の講演では、スマホやパソコンなどの電子機器の使用により起こる目の病気について、専門医がわかりやすく解説しました。
 まず、大学院医学系研究科眼科学講座の白石敦教授から開会の挨拶がありました。その後、同講座の鎌尾知行講師から、スマホなどのデジタル機器の使用によりまばたきの回数が減少することが、ドライアイの大きな要因となっていると話がありました。続いて、同講座の竹澤由起助教より、スマホやパソコンの普及により、若年者にも老眼のような調節障害が起こっていることから、若年者向けの遠近両用コンタクトレンズがあると紹介がありました。
 次に、浜松医科大学医学科臨床講座眼科学の飯森宏仁医員から、複視や内斜視の発症はデジタルデバイスの過剰使用と関連している可能性があり、また、脳や神経の病気の可能性も否定できないため、早めに病院へ行くのが望ましいと話がありました。続いて、大学院医学系研究科眼科学講座の水戸毅講師から、加齢黄斑変性は失明しうる病気で近年急増しており、加齢だけでなく生活習慣や、スマホやパソコンから放出されるブルーライトなども要因であると話がありました。
 第二部では、白石教授がコーディネーターを務め、水戸講師、鎌尾講師、竹澤助教、飯森医員がパネリストとなり、Q&Aコーナーを設けました。参加者から「遠近両用コンタクトでスマホ老眼は治るのか。」「加齢黄斑変性は治るのか。」など、多くの質問がありました。最後に、白石教授から講演及び閉会の挨拶があり、緑内障について多くの人に知ってもらうため3月上旬の世界緑内障週間に合わせて市民公開講座を行うと紹介があり、今後も眼科学講座では目の病気について情報発信を行い、早期発見、早期治療に役立ててしてほしい、と締めくくりました。
 当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催してまいります。

  • 白石教授の挨拶

  • 質疑応答の様子