中央診療施設等

医療情報部

私たちは患者を常に中心に考え、看護師・医師・コメディカルスタッフ等の人的資源、病床・医療機器・薬剤などの物的資源、そして診断やオーダー等医療に関するあらゆる要素を必要な所へ必要な時に最善の状態で提供できる医療のリアルタイム・ロジスティクスの開発・運用を担当しています。
  • ロボティクスを応用した遠隔医療

  • 日米間超高速データ伝送実験

医療情報システムの構築と運用

患者に対して迅速な医療とサービスを提供する為に、従来の手作業から最先端のIT技術を駆使したシステムを利活用することを模索しています。しかし、コンピュータは人間の持つ柔軟性はありませんので、そのままでは非常に使いづらいシステムになります。その為、私たちは患者の気持ちと医療従事者のビジョンの代弁者となり、コンピュータと人間が融和し、医療行為を円滑に進めていけるようなシステムの構築に取り組んでいます。  
具体的には、電子カルテシステムを核とした病院医療情報システムの運用を主軸とし、

・医療ミスを防ぐ為に、システム上に様々な防止措置を行う
・正確かつ真性な診療データの管理、提供を行う
・医療関係者間、患者とのコミュニケーションを実現する
・医療情報のセキュリティとプライバシーを保護する

といったことを中心的に取り組んでいます。

病歴室

当院では2009年5月より、ほぼ完全に電子カルテ運用に移行完了いたしました。 そのため、病歴管理業務も電子カルテに対応した業務内容へと主軸を移行しつつあります。

外来カルテ・入院カルテ室

現在は完全電子カルテ化へと移行しており、紙カルテは作成していません。
そのため、紙カルテに関しては、過去に受診したことのある患者さんの外来カルテと入院カルテの保管と閲覧に関する管理のみを行っております。

・紙カルテはすべてバーコードで管理され、「カルテ管理システム」によりカルテの所在がすぐに分かるようになっています。また、定期的に棚卸しを行って、常にカルテ庫の状態を把握しています。
・貸し出された紙カルテは、返却期限が貸出日より1週間以内と定められています。 期限以内に返却されなかった場合は督促し、ペナルティを課すなどして紛失防止に努めています。
・電子カルテの退院サマリの記載内容を確認し、記載漏れがないようにチェックしています。退院後2週間以内の記載を目指して取り組んでいます。この退院サマリのチェックは病院機能評価に求められている要件を満たすために実施しております。

中央スキャン

日々の診療で発生する紙文書をスキャンし、電子カルテより閲覧できるように登録しています。外来診療科、各病棟などから1日あたり約2000枚の紙文書が届きます。
1件ずつ目視確認し、文書内容や枚数をチェックして、6台のスキャナーでスキャンしています。スキャン後の紙文書は破棄せずに時系列保管しています。

紹介状窓口

医事課初診受付の中にあります。患者さんが持参する他病院からの紹介状を前もってスキャンし、診察時に電子カルテから閲覧できるようにしています。
医師が紹介元の病院に返事を書く際に、電子カルテから返信文書を作成できますので、 スピーディな病診連携に貢献しております。

診療記録の監査

現在は、診療記録の監査は同意書のみですが、電子カルテ化に伴い、今後も監査対象を拡大していくことを検討しております。同意書については、新規の様式が申請されたときに、診療情報管理士を中心とした3名の担当者で確認しています。
当院の「インフォームドコンセントに関する基本指針」に則って記載されているか、患者の立場からみて分かりやすい内容になっているかなどを検討しております。

閲覧室

過去紙カルテの閲覧のためのスペースとして、閲覧室を設けています。
閲覧室には電子カルテシステムも配置され、研究・教育または資料作成など幅広い目的のために利用できるよう環境を整えています。情報漏洩や不正利用防止のために、防犯カメラや入退室管理システムを備え、安全管理に十分配慮しております。

包括評価への取り組み

2003年4月、医療費抑制・医療の標準化の推進などを目的とし、厚生労働省によって包括評価制度が策定されました。
これは、従来の診療行為ごとにかかった費用を合算する「出来高払い方式」とは異なり、病名や手術・処置の有無等に応じて、診断群分類ごとに定められた1日あたりの包括点数に入院日数を乗じて医療費を計算する方式です。
当院も2003年7月から包括評価へと移行致しました。
医療情報部では、診療情報管理士がカルテ内を監査し、病名が診断群分類に基づき適正にコーディングされているかをチェックしています。また、包括評価によって得たデータを活用し、医療の質の向上に日々取り組んでおります。

がん登録

現在、我が国ではがん医療分野において全ての人が平等に同等のがん医療サービスを受けることが出来る状態を目指した事業が進んでいます。
2007年1月31日「地域がん診療連携拠点病院」に当院が指定されたのを受け、医療情報部の診療情報管理士が、患者のがん情報を登録し、国や地域に登録情報を提出する業務などを担っています。
全国の「地域がん診療連携拠点病院」から集められた情報は、がん治療の評価、一般の方々への情報提供、がん施策決定の重要な情報源として活用されます。
がん情報の登録・・・当院を訪れた患者のすべてのがんについて、診断、治療、予後に関する情報を集め、整理・保管し、集計・解析をすることです。
※がん登録は、「厚生科学研究費補助金21世紀型医療開拓推進研究事業(がん診療の質の向上に資する院内がん登録システムの在り方及びその普及に関する研究)」に基づいて、個人情報は院内にその趣旨を掲載し包括的同意を取っております。

患者LANサービス

当院では全病棟の全ベッドに患者が無料で使用できるインターネット接続サービスを提供しています。入院によって日常生活から離れることの多くなる患者が、インターネットを利用することで励みを得ることができればという思いからはじめました。インターネットを利用したコミュニケーションだけではなく、病気や食生活に関する正しい知識を学ぶ機会としてもご利用頂ければ幸いです。

教育・コンサルティング

最先端のコンピュータの技術の医療への応用をはかるとともに、その技術が医療の現場・研究で使われるように導入だけでなく、教育・啓蒙も併せ行っております。  
医学部では、看護学科への基礎的コンピュータリテラシーの教育、医学科生へのME(Medical Electoronics)実習や臨床実習を通し、IT技術を利用した情報発信、説明責任の遂行能力を身につけてもらっています。また院内スタッフのコンピュータ教育や医療情報技師の育成にも力を入れております。そして、現場では常にシステムの改善に取り組んでいる医師たちのための、主に情報技術の観点からのコンサルティング、開発支援も大事な業務です。

地域医療連携

当院は高度な医療を提供していますが、その前後のケアは地域の医療機関の協力なくしては実現できません。そこで、医療福祉支援センターを設置し「地域医療連携」の機能の側面支援を行っております。地域の医療機関、保健、福祉機関との連携のためには、安全な医療情報ネットワークを構築することが不可欠であり、その為のイントラネットやVPN(Virtual Prvate Network)の構築の支援を行っています。

先端医療関連技術の研究開発

日々の病院での医療行為の支援や地域医療連携への関与の経験を通して、必要不可欠であると思われる事項については研究開発にも着手しています。  
最近の例では看護業務支援のPDAの開発、医用波形情報を地域連携で交換するためのMFER規格への取り組み、遠隔での超音波診断の実現、といった事柄があります。

メッセージ

私たちは患者と直接お会いすることはほとんどありませんが、より良い医療ができるように後方から支援しております。またより良い医療体制の構築、人材の育成の為に、医療情報部は研究生の受け入れや共同研究などをはじめとして、門戸を開放しております。

スタッフ

部長/教授
 石原 謙

副部長/准教授
 木村 映善

医療情報システム係
 森田 誠(副課長)
 岡田 久仁子
 橋本 由紀子
 三浦 庸介

包括対策室
 菅 里枝(診療情報管理士)
 藤野 貴奈(診療情報管理士)
 松井 孝文(診療情報管理士)


がん登録
 末光 純子(診療情報管理士)
 橘 克美(診療情報管理士)

クラーク室
 泉 翔子
 井手 咲子
 今村 明香
 鵜篭 未来
 金橋 由加
 川口 真由
 菅野 正美
 菅野 裕子
 菅原 美恵子
 北尾 美紀
 黒田 典子
 近藤 公子
 酒井 夏菜
 澤田 麻衣子
 上甲 朱美
 城本 真奈美
 高田 温子
 武下 三和
 武智 香保里
 谷口 茜
 徳丸 優子
 長岡 藍里
 長岡 千恵
 中村 衣里
 永山 美津枝
 西 美紀
 西村 妙子
 濱田 晶子
 浜田 泰子
 原 真美
 兵頭 綾華
 藤本 悦子
 北條 範子
 松下 幸江
 松矢 由美
 宮崎 恵子
 宮崎 政代
 向井 恵子
 森岡 晴美
 山下 実紀

病歴室
 池田 由紀恵
 太田 実苗
 上條 千景
 木村 恵美
 作道 朋子
 松下 祐子(診療情報管理士)
 松本 良美
 山﨑 弘子
 山田 春子
 渡部 雅子

研究補助員
 蒲生 祥子

秘書
 西尾 沙織

専門分野(五十音順)

石原 謙
木村 映善