中央診療施設等

肝疾患診療相談センター

当センターは、ウイルス肝炎(B型肝炎、C型肝炎)をはじめ肝疾患全体の患者さんおよび家族の方、診療に携わる医療関係者の方を対象とした相談センターです。現在日本では肝炎に罹患されている方は350万人、C型肝炎ウイルス(HCV)保有者数は約150-200万人、B型肝炎ウイルス(HBV)保有者数は約130-150万人と推定されています。そしてC型肝炎から肝硬変に至ると1年に7%、B型肝炎から肝硬変に至ると1年に3%の方が肝細胞癌を発症すると言われております。症状がない患者さんに気付いていただき、早期に適正な治療をするか、発癌を防止するかが、国民的課題になっています。当センターでは肝炎などの肝疾患について不安や疑問を持っている方々に対して、相談や専門医療機関に関する情報提供を行うことにより、不安の軽減および医療を中断することなく継続して受けられるように支援いたします。

肝疾患診療連携拠点病院とは

当院は平成20年に愛媛県より「肝疾患診療連携拠点病院」の指定を受けました。「肝疾患診療連携拠点病院」とは、各都道府県において肝疾患診療の中心的役割を果たす病院を指定するものです。当院では新しく設置した「肝疾患診療相談センター」を肝疾患診療拠点病院の窓口として、地域における肝疾患医療の連携、肝疾患診療の充実および向上のために、医療関係者および患者さんに今後情報提供を行って参ります。また、今後医療従事者や地域住民を対象にした研修会や講演会の開催を行い、愛媛県の肝疾患診療ネットワークを広げていきたいと考えています。

相談内容について

相談内容として、肝炎については、肝炎ウイルスおよびウイルス肝炎とはどのようなものか、肝炎ウイルスの身体への影響、検査の必要性や治療の意義、日常生活の留意点、感染予防、定期的な医療機関受診の必要性、インターフェロン、リバビリンなどの抗ウイルス薬を用いた治療の適応と副作用、新しい肝炎の治療の種類とその適応、新薬の開発状況、医師主導型臨床試験の施行状況、肝疾患専門医療機関に関する情報提供などです。また、肝硬変およびその合併症の治療、肝細胞癌に対する最新治療についても相談を受けます。急性肝炎から肝不全、重症肝炎で治療が必要になる場合や、さらに最近トピックの生活習慣病としての脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変などの自己免疫性肝疾患、ヘモクロマトーシス、ウイルソン病などの代謝疾患についても相談を受けます。もちろん、医療関係者からの相談にもお答えします。

相談方法

当センターでは相談員が月曜日から金曜日まで(祝日、年末年始を除く)の午前9時から午後4時まで相談を受け付けます。相談は電話またはFax、e-mailで受け付けます。そして肝疾患の患者さんやご家族の方などからいただいた病気や治療の相談を、当院の肝臓専門医の医師がお答えします(Fax、e-mailによる相談は1週間を目安に回答致します)。

電話相談用番号 (fax兼用):089-960-5955
E-mailアドレス:liver@m.ehime-u.ac.jp

専用ウェブサイトの紹介と、肝臓病教室のご案内

当センターでは平成20年の開設時より、専用ウェブサイトを作成し、肝疾患診療についての情報提供をしています。専用ウェブサイトでは、相談センターへの相談票、最新の治療指針、診断・治療に関するガイドライン、市民公開講座のご案内、そして肝臓病教室のご案内をしています。是非一度ウェブサイトをご覧ください。
肝臓病教室をほぼ2ヶ月に1回、第3火曜日に午後1時30分より栄養指導室で定期的に行っています。今後の予定につきましては専用ウェブサイトに案内いたします。院内、院外を問わず、参加可能です。参加希望の方は、肝疾患診療相談センターにお問い合わせ下さい。
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専門分野(五十音順)

日浅 陽一 消化器疾患、主に肝疾患、代謝性疾患(日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、消化器内視鏡学会専門医、日本超音波医学会専門医、日本消化管学会専門医、日本アレルギー学会専門医、日本病態栄養学会専門医、日本移植学会移植認定医)