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愛媛大学医学部附属病院において「愛媛県緩和ケア研修会」を実施しました

2012年08月10日

平成24年8月4日(土)及び5日(日)に,愛媛大学医学部附属病院において「愛媛県緩和ケア研修会」を開催しました

平成19年4月にがん対策基本法が施行され,がん医療の均てん化の促進や予防および早期発見の促進などが求められるようになりました。
 これを受け,本院でも,がん診療に携わる医師等が緩和ケアについての基本的な知識を習得し,治療の初期段階から緩和ケアを提供することを目的として「愛媛県緩和ケア研修会(以下,研修会)」を開催しています。
 今年度は昨年度より全体で14人多い,医師14人,医師以外の医療従事者(看護師,薬剤師,心理士)30人の計44人が参加しました。
 研修会では,まず,長櫓巧緩和ケアセンター長による挨拶の後,「緩和ケア概論」講義を実施し,その後,各講師による「がん性疼痛」,「呼吸困難」,「消化器症状」等の身体症状に対する緩和ケア,医療用麻薬を処方するときの患者さんへの説明,「不安・抑うつ」「せん妄」等の精神症状に対する緩和ケア,がん医療におけるコミュニケーション技術(告知等),がん患者の方々の療養場所の選択及び地域連携など,講義と演習を織り交ぜながら,様々なプログラムを実施しました。
 最後に,長櫓センター長から,修了者に修了証書が授与され,修了者から研修の感想や,今後の臨床にどう結びつけていくかなどの抱負が述べられました。
 本院ではこれからも引き続き研修会を実施し,愛媛県のがん診療体制等の向上を図っていきたいと思います。