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本院は「愛媛県緩和ケア研修会」を開催しました

2013年06月20日

平成25年6月15日(土)〜16日(日),医学部附属病院地域医療支援センター1階講義室で,医学部附属病院が「愛媛県緩和ケア研修会」を開催しました。

 平成19年4月にがん対策基本法が施行され,がん医療の均てん化の促進や予防および早期発見の促進などが求められるようになりました。これを受け,本院でも,がん診療に携わる医師等が緩和ケアについての基本的な知識を習得し,治療の初期段階から緩和ケアを提供することを目的として「愛媛県緩和ケア研修会(以下,研修会)」を開催しています。 
 今年度は医師17人,医師以外の医療従事者(看護師,薬剤師,臨床心理士,MSW)16人が参加しました。研修会では,まず「緩和ケア概論」講義を実施し,その後,各講師による「がん性疼痛」,「呼吸困難」,「消化器症状」等の身体症状に対する緩和ケア,医療用麻薬を処方するときの患者さんへの説明,「気持ちのつらさ」「せん妄」等の精神症状に対する緩和ケア,がん医療におけるコミュニケーション技術(告知等),がん患者の方々の療養場所の選択及び地域連携など,講義と演習を織り交ぜながら,様々なプログラムを実施しました。
 最後に,檜垣實男病院長から,修了者に修了証書が授与され,修了者からは「非常に有意義な時間が過ごせた。明日からの臨床に役立てたい。」などの感想や抱負が述べられました。 
 本院ではこれからも引き続き研修会を実施し,愛媛県のがん診療体制等の向上を図っていきます。