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附属病院が第26回腫瘍センター講演会を開催しました【11月1日(金)】

2013年11月15日

平成25年11月1日(金),医学部第1ゼミナール室で,愛媛大学医学部附属病院第26回腫瘍センター講演会「節外性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の診断と治療」を開催しました。

 びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫は,日本人に生じる悪性リンパ腫の1/3を占め,最も一般的な悪性リンパ腫です。高い確率で治癒可能であるものの,生じる部位と広がり具合によって微妙に治療戦略が異なってきます。
 講演会では,新津教授が,消化管,精巣,脳,甲状腺,乳腺,縦隔に生じるびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の特徴と治療法を解説し,さらに各疾患において注目する点を,自身が経験した症例を例に取りながら分かり易く解説しました。また,近年,日本血液学会は「血液疾患ガイドライン」を発表しましたが,この編集に新津教授自身も参加し,その苦労話やこのガイドラインを活かした治療戦略の重要性を強調しました。
 講演会には,病院内の医療従事者に加え,学部学生の参加もあり,講演会後には活発な意見交換が行われました。当日は,悪性リンパ腫の診療を行う医療者にとって,貴重な体験となりました。
 次回の第27回講演会は,12月13日(金)に開催を予定しています。