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≪とうおん健康医療創生事業≫株式会社ヒカリを訪問し,意見交換をしました

2015年09月25日

平成27年9月14日(月),東温市健康医療創生研究会「とうおん健康医療創生事業」の一環として,㈱ヒカリ(東温市南野田418-4)を訪問しました。

 とうおん健康医療創生事業は,東温市の各企業が連携し,地場産業のモノづくり力(技術等)と大学の持つノウハウ等を融合させ,特殊かつ専門性の高い新たな製品・サービスの開発や,高付加価値のものづくり分野への進出,健康的に暮らせる地域社会の創生を目指すものです。
 今回は工作機械・電子部品等の設計・製造・販売等を行っている㈱ヒカリを訪問しました。まず社長である富田耕治氏から,自社が研究開発を行っている2足歩行ロボットの説明がありました。2足歩行ロボットの研究開発は3年前から行っており,若手研究者の育成も兼ねて取り組んでいるとのお話しがありました。その後,実際に2足歩行ロボットを見学しました。
 見学後の面談で富田社長は,「ロボットは踊ることはできるが,2足歩行がまだ不安定であり,研究開発が必要である」と話されました。続いて,本研究会の今村健志委員長(本学附属病院副病院長)から,「本院では,次世代の人工関節の研究開発を行う『人工関節開発支援室』があり,人間の関節の仕組み等の情報を提供できれば,貴社のロボット開発に役立つはずである」,また,本学大学院医学系研究科の満田憲昭研究科長から「将来的にこのロボットを本院に設置することが出来れば,患者さんは待ち時間を有意義に過ごすことが出来る」等,意見交換をしました。
 企業見学の貴重な機会を与えていただいた㈱ヒカリに深く感謝するとともに,今後も産官学が連携を密にし,本事業が住みやすい街づくりに貢献していけるようにしたいと考えています。

ロボットの説明を行う研究員と富田社長
ロボットの説明を行う研究員と富田社長
今後の連携を確認し合った関係者
今後の連携を確認し合った関係者