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「個人情報管理に関する研修会」を開催しました【9月30日(水)】

2015年10月09日

「個人情報管理に関する研修会」を開催しました【9月30日(水)】

 平成27年9月30日(水),医学部附属病院において「個人情報管理に関する研修会」を開催し,関係者約180人の参加がありました。

 本院においては,個人情報,特に患者さんの情報管理について様々な取組を行っています。昨年に引き続き,今回も個人情報を取り扱う職員の意識の向上と現在の各種情報漏洩対策等を周知することを目的に開催したもので,患者さんの個人情報を扱う病院職員だけでなく,学生の個人情報を扱う医学部職員も参加して実施しました。

 はじめに,個人情報の統括保護担当者である石原謙医療情報部長から,最近増えている標的型メール攻撃についての注意喚起を含めた開会の挨拶があり,続いて,木村映善医療情報部副部長から「個人情報の扱いに関する留意点」について説明がありました。木村副部長は,冒頭で石原医療情報部長も指摘していた標的型メール攻撃による情報窃盗の仕組みの説明等,最近の具体的な情報漏洩事例も挙げながら,巧妙化している情報窃盗のトレンドの紹介がありました。また,最新の標的型攻撃に対しては抜本的な対策というものは今のところ存在しないため,PC等のセキュリティ対策は当然のこととして,取り扱う個人情報は必要最低限にとどめ,かつ,セキュリティリスクは常に存在するということを意識した上での各個人の行動様式が最も重要であると強調しました。

 引き続き,近藤理医事課副課長から,本院において実施している,紙カルテ貸出禁止に伴う紙カルテの取り扱いの説明やUSBメモリの暗号化等の各種情報漏洩対策のほか,附属病院における情報漏洩対策についての説明がありました。近藤副課長からも各種対策はリスクを軽減するだけのものであって,最終的には利用者の良識とモラルに頼らざるを得ないところがあるため,今後とも個人情報の取り扱いには十分留意いただき,引き続き,適正な情報管理にご協力いただきたいとの発言がありました。

 参加者は,個人情報の取り扱いに関する認識を新たにし,個人レベルでの漏洩防止対策の必要性を学びました。