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第48回ヘルスアカデミーを開催しました【8月21日(日)】

2016年09月05日

 平成28年8月21日(日)、髙島屋9階ローズホールにて、第48回ヘルスアカデミー「認知症の最前線~予防・診断・治療~」を開催しました。

 日本の認知症患者は、2012年の厚生労働省研究班の調査によると462万人で、さらに2025年には700万人に増加すると言われています。これは、65歳以上の5人に1人が認知症とその予備軍であると推定される数値です。今回、決して人ごとではない認知症について学ぼうと、たくさんの来場者がありました。
 最初に、医学部附属病院認知症疾患医療センター長の上野修一教授から開会の挨拶があり、続いて、老年・神経内科の大八木保政教授ほか3人から認知症の種類、早期発見、脳外科手術による治療及び薬物療法による治療等について講演がありました。その後、品部由美精神保健福祉士から、認知症の受診方法や相談方法等について具体的な説明がありました。
 最後に、当センターの森崇明副センター長がコーディネーターを務め、講演者4人がパネリストとなり、参加者からの質問・疑問にお答えするQ&Aコーナーを設けました。認知症患者とその家族が安心して生活できる体制を作る為には、社会や行政の協力が必要であることや、予防策として、頭を働かしながら運動することが効果的である等、講師からの回答に対し、熱心にメモを取る参加者の姿も見られました。
 当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催し、お届けして参ります。

講演の様子
講演の様子
Q&Aコーナー
Q&Aコーナー