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第49回ヘルスアカデミーを開催しました【9月11日(日)】

2016年09月21日

平成28年9月11日(日)、いよてつ髙島屋9階ローズホールにて、第49回ヘルスアカデミー「生活習慣病と内分泌疾患-子供から大人まで-」を開催しました。

 私たち人の成長・発達・生殖・栄養の消化吸収・代謝などの活動は、内分泌のシステムによって絶妙に調節されています。しかし、欧米型食文化やファストフードの増加などの影響で、内分泌システムが崩れ、生活習慣病患者は年々増加しています。今回、小児の内分泌疾患、骨粗鬆症、甲状腺と膵臓の病気を中心に講演がありました。
 まず、第16回日本内分泌学会四国支部学術集会の南尚佳会長から開会のあいさつがあり、続いて、医学部附属病院周産母子センターの竹本幸司講師が、こどもの成長と内分泌疾患・生活習慣病の関連について説明しました。また、医学部地域生活習慣病・内分泌学講座の山本晋助教は、甲状腺の病気や検査についてイラストを用いて講演し、医学部地域医療学講座の熊木天児准教授は、膵臓のメカニズムや病気について説明しました。
 講演後には、南会長がコーディネーターを務め、講演者がパネリストとなり、参加者からの質問・疑問に答えるQ&Aコーナーを設けました。「膵臓の炎症の治療方法」「栄養補助食品の活用について」「甲状腺疾患の治療や完治について」「骨粗鬆症の治療について」など、講師からの回答に対し、熱心にメモを取る参加者の姿も見られました。参加者からは、「自分自身の生活習慣を振り返るきかっけになった」、「小さなことから始めることが、健康な生活につながると感じた」などの意見がありました。
 当院では、今後も地域の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催し、お届けして参ります。

講演の様子
講演の様子
Q&Aコーナー
Q&Aコーナー