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第9回男女研修医、医学生との懇談会を開催しました【9月29日(木)】

2016年10月05日

平成28年9月29日(木)、医学部附属病院地域医療支援センターで、愛媛県医師会が主催する「第9回男女研修医、医学生との懇談会」を開催し、研修医、学生及び医師を含む32人が参加しました。

 このイベントは、医学生や研修医の時期から、男女共同参画やワークライフバランスについて理解することを目的に開催しており、女性医師支援の一環としても位置付けられています。
 今回の懇談会では、森ノ宮医療大学の上田真喜子副学長を講師に迎え、女性医師支援  をテーマに、講演を行いました。
 上田副学長は、自身が大阪地区で推進していた女性医師支援について話し、女性医師支援に必要なものとして、「院内保育園」「院内病児保育施設」「柔軟な勤務制度」の3つを挙げました。医師は収入が多く、一般の保育園への入所には不利であることから、院内保育園の設置や、安心して働くために病児保育施設の設置が重要であると話しました。また、大阪の病院で、就業時間を短く設定できる制度を導入したところ、女性医師の復職率や勤務期間が改善されたと述べました。最後に、3つの支援が充実してきた場合、次の段階として、産休医師の代替医師を確保する体制作りが重要であると話されました。代替医師の確保は、一つの病院で解決することは難しいため、他の病院や、地域と連携する必要があると述べました。
 当院でも、院内保育施設や病児保育等、女性医療関係者が働きやすいよう環境を整えています。今後も女性医療関係者の支援に努めます。

講演を行う上田副学長
講演を行う上田副学長
会場の様子
会場の様子