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第4回愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました

2017年11月27日

平成29年11月19日(日)、愛媛県内の2年次初期臨床研修医を対象とした愛媛研修医OSCE大会及び愛媛県若手医師指導評価者講習会を実施しました。

 OSCE(客観的臨床能力試験)とは、医師として患者さんに接する能力、すなわち医療面接や身体診察などの基本的臨床能力を備えているかどうかを評価する実技試験です。参加者は、病院・組織の枠を超えた臨床能力の統一的評価を受け、研修医にとってはその後の研修の指標を一部確認でき、指導医にとっては指導評価のスキル向上につなげることを目的としています。全国の医学部・歯学部・薬学部において、臨床実習前の学生を対象に実施されていますが、本大会は、県内の2年次初期臨床研修医を対象に実施しており、今回で4回目となります。当日は、今回のOSCEを受けた研修医の他、愛媛県内外から、医師・看護師・薬剤師・模擬患者・事務スタッフ等、合計70人が指導・運営に参加しました。
 大会では、研修医が模擬患者さんや医学教育用シミュレータを相手に診察や検査手技を行う課題に取組みました。そして、研修医に対し評価者(医師・看護師・薬剤師)が指導を行い、その後、評価者へ監督者(医師・看護師・薬剤師)による指導が行われました。
 会場では、研修医、指導医、看護師等参加者全員が真摯に課題に向き合う姿が見られ、参加した研修医からは、「看護師や薬剤師とは専門的立場が異なっており、話をしっかり聞いて連携すべきだと感じた」といった声が聞かれました。また、評価者からは、単に評価者として参加するだけでなく、自分も何かを得て帰りたいという積極的な姿勢がうかがえました。
 当院では今後も「チーム愛媛」として、愛媛県の臨床研修及び医療の充実に資していきたいと考えています。

OSCE大会の様子
OSCE大会の様子
参加者全員での記念撮影
参加者全員での記念撮影