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愛媛大学附属高等学校夏季高大連携プログラム「応用科学探究」を実施しました

2019年08月13日

令和元年8月5日(月)、医学部において、「医療ボランティア」をテーマとした高大連携プログラム「応用科学探求」を実施し、愛媛大学附属高等学校の2年生21人が参加しました。

 本プログラムは、附属高等学校の2年生が夏季休暇を利用して、普段の授業では接する機会のない大学における専門分野について学ぶもので、医学部では、医療現場での体験を通じて学びに対するモチベーションを高める好機として実施しています。
 今回は医療ボランティアをテーマに、医学部附属病院で実際に活動しているボランティアとの意見交換や、医療ボランティアに関する自らの考えを述べることを通じ、医療現場におけるボランティアの意義と役割について学びました。
 はじめに、附属病院総合診療サポートセンターの小手川雄一助教から、ボランティアだからこそできる事があり、病院と患者さんをつなぐ大切な役割を果たしているとの話がありました。
 次に、附属病院医療ボランティア「いきいき会」の寺岡陸雄会長と野村和男副会長から、当院における医療ボランティアの創設や組織、活動内容、魅力と責任、ボランティア活動で大事にしていること等について話があり、その後、質疑応答を行いました。
 続いて、参加者は附属病院の看護師の案内で病院内の施設見学を行いました。
 見学後、4つのグループに分かれ、「今日、新たに発見したこと」「家族や友人に伝えたいこと」を具体的にまとめ、それぞれが発表を行いました。
 生徒からは「患者さんに近い立場のボランティアだからこそできることがあり、ボランティアの人達も含めてひとつの医療チームなのだと感じた」「病院内は、衝突防止策として球形のカーブミラーの設置や、手術室前の廊下には、心が落ち着くような絵を掲示するなど、患者さんのことを考えていることが分かった」などといった発表があり、ボランティアに対する知識と意識の向上がみられ、有意義なプログラムとなりました。

ボランティアについて学ぶ参加者
ボランティアについて学ぶ参加者
グループワークの様子
グループワークの様子