お知らせ

News

第72回ヘルスアカデミーを開催しました

2020年10月09日

令和2年度10月4日(日)、いよてつ髙島屋ローズホールにて、第72回ヘルスアカデミー「愛大病院小児総合医療センターの役割」を開催しました。

第1講演は、形成外科の森秀樹講師より、あざの種類と治療法について写真を用いて解説し、第2講演では、耳鼻咽喉科の田中加緒里助教より、窒息を防ぐための丸呑みの予防と対応について説明があり、こどもの発達にあわせて関わることが重要と話がありました。第3講演は、歯科口腔外科・矯正歯科の日野聡史講師より、歯科の2大疾患あるう蝕(虫歯)と歯周病や、大学病院で治療している疾患についての解説があり、第4講演では、泌尿器科の西村賢一助教より、多くの方が不安を感じている包茎や停留精巣について説明がありました。第5講演は、整形外科の渡邊誠治助教より、小児の先天性内反足や発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)などのこどもの運動器疾患について、第6講演では、小児科の森谷友造講師より、心臓検診で見つかることが多い心房中隔欠損症の治療法について解説がありました。第7講演は、小児外科の桑原淳助教より、小児外科の対象疾患について説明がありました。小児外科は緊急手術が多く、術後に摂食などの機能獲得訓練が長期間必要な場合があるなど、小児の特性を認識したうえで、適切な治療法を選択し適切に時期に施行することが重要と話がありました。第8講演では、小児総合医療センターの中井美穂看護師長より、同センターや当院看護部についての紹介がありました。

最後に、小児科の森谷講師から閉会の挨拶があり、今後もみんなで力を合わせて、こどもの笑顔のために頑張っていきたいと話がありました。

当院では、今後も市民の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催してまいります。

森谷友造講師の挨拶
渡邊誠治助教による講演