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令和4年度愛媛大学附属高等学校夏季高大連携プログラム
「応用科学探究」を実施しました

2022年08月04日

令和4年8月1日(月)、医学部において、「医療ボランティア」をテーマとした高大連携プログラム「応用科学探究」を実施し、愛媛大学附属高等学校の2年生18人が参加しました。今年度は2年ぶりに対面での実施となりました。

本プログラムは、附属高等学校の2年生が夏季休暇を利用して、普段の授業では接する機会のない大学における専門分野について学ぶもので、医学部では、医療現場での体験を通じて学びに対するモチベーションを高める好機として実施しています。

今回は「医療ボランティア」をテーマに、医学部附属病院で実際に活動しているボランティアとの意見交換や、医療ボランティアに関する自らの考えを述べることを通じ、医療現場におけるボランティアの意義と役割について学びました。

はじめに、医学部附属総合医学教育センター長の小林直人教授から挨拶があり、その後、附属病院総合診療サポートセンターの小手川雄一助教から、国などの統計データを踏まえながら、ボランティアだからこそできる事があり、医療と地域をつなぐ大切な役割を果たしているとの話がありました。

続いて、附属病院医療ボランティア「いきいき会」の寺岡陸雄代表と野村和男副代表から、当院における医療ボランティアの創設や組織、魅力と責任、ボランティア活動で大事にしていることなどについて、実体験を含んだ話がありました。

その後、附属高校生からの事前質問について、小林教授と看護学科の野本美佳助教から、自分の経験や実際の現場の話を踏まえた質疑応答を行いました。

最後に研修のまとめとして、「なぜ病院ボランティアが必要なのか」というテーマでグループワークを行い、各グループで発表することで、このプログラムで学んだことを振り返りました。

「医療ボランティア」というテーマを通じて、医療現場における具体的な話や、現場で活動する人の生の声を聞くことで、高校生にとっては、進路等を考える上で有意義なプログラムとなりました。