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「チーム医療学習カリキュラム-薬学部・医学科・看護学科合同授業-」を実施

2016年11月10日

平成28年10月5日(水)、本学医学部と松山大学薬学部が、合同授業を重信キャンパスで実施しました。

 今回の合同授業のテーマは「がん医療におけるそれぞれの役割とチーム医療」と設定され、薬学部4年生102人、医学科3年生105人、看護学科4年生71人、計288人の出席がありました。
 本カリキュラムは、3つのパートに分かれ、最初のパートでは、小林直人総合医学教育センター長による挨拶とオリエンテーションが行われました。続いて、NPO法人愛媛がんサポートおれんじの会の松本陽子代表による基調講演がありました。松本代表は、おれんじの会会員7人の治療体験や、がんで亡くなられた会員のビデオメッセージを紹介し、みなさんには将来、患者が希望する医師、薬剤師、看護師等に成長して欲しいと話しました。
 次のパートでは、両大学の教員をチューターに、おれんじの会会員7人も加え、学生達が24のグループに分かれ、患者の立場を踏まえた上で、医師、薬剤師、看護師という立場からディスカッションを行い、意見をまとめました。
 最後のパートでは、24のグループが3つの班に集約され、各班内でグループごとに発表を行いました。学生達はそれぞれの役割の中で、チームとして何をしなければならないか、患者にどのように接すればよいのかということについて、真剣に発表していました。各班の発表後には、おれんじの会会員の方々からコメントをいただきました。
 学生からは、「患者さんを中心とした医療関係者の信頼関係が大事だと痛感した」「チーム医療の中での看護師としての存在意義やできることを考えることができた」「患者さんを幸せにすることができる立派な薬剤師になり、医療に貢献したいと思う」等の感想があり、有意義なカリキュラムになりました。

講演を聴く学生らの様子
講演を聴く学生らの様子
各グループでの意見交換の様子
各グループでの意見交換の様子