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第51回ヘルスアカデミーを開催しました【11月20日(日)】

2016年12月02日

平成28年11月20日(日)いよてつ髙島屋9階ローズホールにて、第51回ヘルスアカデミー「大丈夫ですか?あなたの目」を開催しました。

 人間は外界の情報の約80%を視覚から取り入れています。よって、視覚障害は生活の質の低下に直結する深刻な問題です。しかし、重篤な視覚障害の原因となる多くの眼の病気は、初期症状がほとんどなく、気づいたときには病状が進行していることが多くあります。今回、視覚障害につながる眼疾患を中心に、早期発見方法や最新の治療方法について目の専門家が講演しました。
 まず、医学系研究科眼科学講座の白石敦教授から開会の挨拶があり、続いて、医学部附属病院屈折矯正センターの原祐子センター長をはじめ、各専門家が白内障や緑内障、加齢黄斑変性の治療や予防、手術方法について話しました。また、昨年当院に設立された羊膜バンクの仕組みや移植の現状について、当院の坂本ゆり認定組織移植コーディネーターが説明し、最後に白石教授が、涙の役割やドライアイ、流涙症について、動画やイラストを使い話しました。
 第二部では、白石教授がコーディネーターを務め、講演者4名がパネリストとなり、Q&Aコーナーを設けました。「白内障手術について」「緑内障の点眼薬の効果について」「加齢黄斑変性の治療について」「ドライアイの点眼について」「iPS細胞の研究・活用について」などさまざまな質問があり、熱心にメモを取る参加者がいました。
 当院では、今後も地域の皆様の関心の高いテーマを取り上げた市民公開講座を開催し、お届けして参ります。

白石教授の講演の様子
白石教授の講演の様子
Q&Aコーナー
Q&Aコーナー