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原子力災害医療派遣チームに係る専門研修を開催しました【6月10日(土)】

2017年06月15日

平成29年6月10日(土)、広島大学から講師をお招きして、医学部附属病院で原子力災害医療派遣チームに係る専門研修を開催し、病院長をはじめ、約40人の参加がありました。

 はじめに医師及び診療放射線技師から、原子力災害医療派遣チームの役割や放射線の人体への影響等について、東日本大震災で事例を交えながら講義がありました。その後、防護装備の着脱方法及び放射線測定器の使用方法について学びました。また、医師、看護師、診療放射線技師が一つのチームとなり、実際に被ばく患者が搬送されるという設定で、医療現場での対応シミュレーションを実施しました。
 参加者からは、「シミュレーションの中で、汚染した手袋を替えるタイミング等、周りからの声で気づかされることもあり、良い経験になった」「汚染検査は最優先ではなく、医療処置が第一であることがよくわかった」等の声があり、知識と経験を積む有意義な研修となりました。
 当院は、平成29年2月1日に愛媛県原子力災害拠点病院に指定されており、今後も、有事に備えた医療提供体制の強化及び医療人の育成に努めて参ります。

実習風景 
実習風景 
集合写真
集合写真