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市民公開講座「病気とくすり」を開催しました【6月12日(日)】

2016年06月21日

平成28年6月12日(日)、いよてつ髙島屋9階ローズホールにて、医学部附属病院臨床研究支援センターが、市民公開講座「病気とくすり」を開催しました

 まず、同センターの永井将弘特任教授から開会の挨拶があり、続いて当院整形外科の日野和典特任講師が、「二足歩行の宿命?-ひざ痛の予防と治療-」と題し、変形性膝関節症について話しました。加齢とともに減少する骨、軟骨、筋肉といった組織が、変形性関節症を来たし運動量が低下、メタボリック症候群等の別の病気の発症につながります。これらの病気において、有効な予防・治療手段は運動習慣であり、手軽にできる運動療法等について説明がありました。
 次に、当院産婦人科の松元隆講師が、「婦人科がん・治療の最新のトピックス」と題し、婦人科がんについて話しました。日本では子宮頸がん検診の受診率が先進国の中で最低レベルであり、また20~30代の子宮頸がんの罹患率が増加しています。予防のために定期的な検診とワクチン接種が必要であると話しました。
 最後に、当院薬剤部の田中亮裕准教授が、「ジェネリック医薬品を安心して飲んでいただくために」と題し、ジェネリック医薬品について話しました。同じ薬なのに値段の安さから不安感をもつ患者さんがいるかもしれませんが、ジェネリック医薬品は品質や安全性に問題はなく、不安がある場合は薬剤師に質問をしてほしいと呼びかけました。
 会場には、150人を超える来場者があり、最新の医療情報を熱心に聴き入っていました。
 当院では、今後も市民の皆さまの関心の高い最新情報を提供していきます。

日野特任講師の講演
日野特任講師の講演
婦人科がんについて説明する松元講師
婦人科がんについて説明する松元講師
ジェネリック医薬品について話す田中准教授
ジェネリック医薬品について話す田中准教授
会場の様子
会場の様子