南海、東南海地震を想定した大規模災害訓練を実施しました。【令和６年１月２０日】

令和６年１月２０日（土）南海、東南海地震を想定した大規模災害訓練を実施しました。

今回の訓練は、東温市消防署様のご協力をいただき、医師や看護師をはじめ、多くの病院関係者や学生が参加しました。

訓練は、平日の14時に震度6強の地震が発生し、同時刻に火災も発生したという想定で、消火訓練や避難訓練、仮設薬局の設置、トリアージエリア設置訓練等の様々な訓練を行いました。トリアージ訓練では、医師や学生、メディカルスタッフ及び事務職員を対象として、トリアージについての心構えや基礎知識、トリアージタグ設置の記入方法などを中心とした演習を行いました。

災害対策本部では、各班に分かれ病棟等から届いた情報を一元化し、集約する訓練が行われ、停電等のライフラインの断絶、学生及び教職員の安否確認、重症者への対応等、時間の経過とともに発生する事案に対し、どう対処するかについて実践さながらの訓練を行いました。

訓練後の振り返りでは、能登半島地震の被災地支援に携わった隊員からの実際の現場での対応方法を踏まえた意見をもとに、改善案を検討しました。この訓練を通して、前回より改善が見られた点もありましたが、問題点も浮かび上がりました。当院では、これらの問題点を克服するため対応策を検討し、南海トラフ地震に備えるべく、災害拠点病院としての更なる機能強化を図ってまいります。

消火訓練の様子

座学演習の様子

避難訓練の様子

災害対策本部の様子