Ehime University Hospital Division of Pharmacy

業務

 

薬剤部の業務体制

中央業務

調剤室

調剤室では入院・外来患者様のお薬を調剤しています。電子カルテによるオーダリングシステムが導入し、医師がパソコン上で処方入力すると、調剤室より処方せん(院内)・薬袋が発行される仕組みになっています。薬剤師は処方せん内容をチェックした後、処方せんに従い調剤を行います。処方せんに疑問が生じた場合には、処方医に直接確認した後、調剤します。また、必要に応じて錠剤の粉砕化や、1包化(1回分ずつまとめる)することも行っています。最終的に、他の薬剤師がお薬を再確認した後、入院患者様のお薬は各病棟へ送られ、外来患者様には窓口でお薬説明書とともにお渡しします。

表1.調剤室業務量の推移

年 度区 分枚数(枚)件数(件)品目数剤数(剤)
2011年度入 院1067032069212331441339866
外 来137804246048179825584
院 外14396143678048877012955819
26444468616177009315121269
2012年度入 院1030432015702235091301225
外 来154224385649848870694
院 外14464944048849258613528448
26311468591476594315700367
2013年度入 院1067752118812303341385456
外 来1615449783557961013608
院 外14354544201749256313856853
26647470368177869316255917
2014年度入 院1094002278822468181510599
外 来148104424548786920425
院 外13579341975946393413248003
26000369188675953815679027
2015年度入 院1134202340042575791537229
外 来54881576117500353471
院 外14551545434650243114385960
26442370411177751016276660
2016年度入 院1137922487382714551569313
外 来46001057011358178492
院 外14665446345450931214640865
26504672276279212516388670
2017年度入 院1148092510492705271574229
外 来432193669918149534
院 外14753247393551684114782366
26666273435079728616506129

表2.院外処方せん疑義照会件数

年 度件 数
2011年度3149
2012年度3373
2013年度3835
2014年度3305
2015年度3549
2016年度3481
2017年度3806

薬剤部窓口
 
服薬支援カウンター
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調剤台
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水剤調剤台
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散薬調剤室
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注射薬管理室

【注射薬の個人別施用毎セット払い出し】

入院処方(臨時、定時)はオーダ入力された情報を薬剤部門システムによって、全ての注射オーダに対して個人別かつ1施行ごとのセット払い出しとしています。現在、定時注射は毎日全病棟を対象に、翌日実施予定1日分のみを昼12時を締切時刻に設定して1日1回払い出しています。ただし、休日はNICUでの混注業務、抗がん剤の混注業務があり、朝8時を締切時間としています。2018年3月には薬剤部門システムと輸液ラベル発行機を更新し、オートアンプルディスペンサー、返戻装置を1台ずつ追加しました。外来注射も機械処理が可能ですが、従来どおり手作業の払い出しとしています。
オートアンプルディスペンサー

【毒薬・麻薬・向精神薬・血液製剤の管理】

特定生物由来製品(血漿分画製剤)は、2012年4月から薬剤部門システムにロッドマン(ロット管理システム)を追加し、使用ロット番号をデータ管理しています。2014年5月より筋弛緩薬マニュアルが作成され、麻薬に準じた管理方法を行っており、使用済みバイアル・残液の返却確認を行っています。
また、筋弛緩薬・向精神薬の棚上部にカメラを設置して24時間録画しています。

【注射薬の在庫管理】

在庫管理システム(Mels)は適宜更新を行い、適切に運用できるように調整しています。

【病棟・外来・中央診療部門の定数配置薬管理】

各部署の定数配置薬の品質や使用期限を定期的(毎月)にチェックして、交換・補充を行っています。また、救急カートは月に複数回チェックをしています。

【中央手術部麻酔カートの薬剤管理】

業務効率化のため、中央手術部にて術中に繁用する注射薬を1トレイにまとめ、日々使用した注射薬の計数と補充を行った上で中央手術部に交付しています。2014年6月より中央手術部からの要望で中央手術部麻酔カート内のトレイ数増加・注射剤見直しを行いました

 

 

 

 

 

 

 

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麻薬管理室

麻薬管理室では医療用麻薬の管理・保管・払い出しなどの麻薬管理業務と、中央手術部における麻薬・向精神薬・毒薬をはじめとする医薬品管理業務を行っています。

【麻薬管理業務】

麻薬の管理は、「麻薬および向精神薬取締法」、「病院・診療所における麻薬管理マニュアル」及び当院の「麻薬・向精神薬取り扱い要項」に基づいて行っています。医療用麻薬の購入・検収・保管や麻薬処方せんによる調剤・交付を行います。また、麻薬譲受証・譲渡証により購入された麻薬や麻薬処方せんにより交付された麻薬の麻薬帳簿の記載や返却された麻薬の廃棄および県知事への各種届出・年間報告を行います。

麻薬処方件数
年 度内 服外 用注 射
2011年度181213461869
2012年度186713321975
2013年度21428722495
2014年度207312582782
2015年度239412245823
2016年度176069911469
2017年度155551812411

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【中央手術部における医薬品管理業務】

麻薬・向精神薬・毒薬の管理(月~金曜日):前日手術時に使用した麻薬・向精神薬・毒薬に関して、麻酔記録および注射せん・管理表での施用量・空アンプル・残液の確認・回収および補充を行います。定数配置薬の請求(週2回):中央手術部にある定数配置薬の請求と期限のチェックを行います。

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薬務室

新規採用医薬品を購入するためのコードを作成し、医薬品を請求・発注する在庫管理システムに登録を行っています。調剤室、注射室、麻薬室、病棟、中央診療施設から週2回の定期請求があり、調達第2チームが卸に発注し、検収作業は調達第2チームが行っています。薬務室は納品された医薬品の期限を在庫管理システムに登録しており、そのシステムを利用して不動在庫の期限管理を行っています。
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薬品情報管理室

薬品情報管理室では、患者への医薬品の適正使用が行われることを目的に、日々更新される医薬品情報(緊急安全性情報、医薬品・医療機器等安全性情報、添付文書改訂情報、薬事委員会報告等)、書籍・雑誌、文献等様々な資料を収集、整理し、管理しています。医薬品に関する情報は、厚生労働省、製薬企業、雑誌等あらゆる方面から入手可能であるが、これらの情報を加工し、「DIニュース」、「プレアボイドニュース」や「医薬品集」の発行などにより、院内医療スタッフへの情報提供・伝達を行っています。

採用薬についてAPP(ipad/iphone用)から医薬品集ソフトを無料公開しています。
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医薬品情報提供件数
年度問い合わせ処方調査DIニュース
発行
プレアボイド
ニュース発行
医薬品
情報提供
その他
情報提供
2011年度813n.d.1806019
2012年度60672107731
2013年度557252105661
2014年度376829375183
2015年度31320211256169
2016年度36011201252160
2017年度33439141256190
採用薬品目数
年度内用薬外用薬注射薬
2011年度1033383798
2012年度1061390804
2013年度1105401828
2014年度1158405830
2015年度1210412851
2016年度1238451876
2017年度1269436895

愛媛大学医学部附属病院電子カルテシステム上の薬品情報管理室ホームページ添付文書情報・改訂情報

電子カルテを用いた処方医への情報提供例

該当する薬剤の処方医を抽出し,処方医へ検査値等の確認を依頼

DIニュース

プレアボイドニュース

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治験薬管理室

当院で実施されている臨床試験(治験、製造販売後臨床試験、その他の臨床研究)における治験薬・試験薬は、薬剤部治験薬管理室で一括管理し、薬剤部の担当部署より交付しています。薬剤部から治験薬・試験薬を通して臨床試験の科学性、信頼性、倫理性が確保できるよう支援しています。

【主な業務】
  • 治験依頼者や臨床試験実施医師からの治験薬・試験薬の搬入および回収
  • 治験薬・試験薬管理記録、症例ごとの使用状況管理記録の作成と保管
  • 治験薬・試験薬のオーダマスタの作成および管理と、担当医師への入力方法の説明
  • 治験薬・試験薬の温度管理

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【業績】

治験薬管理担当者は、臨床研究支援センターに常駐していますので、ご不明な点がございましたら当院の臨床研究支援センターまでご連絡ください。

臨床研究支援センターのホームページ

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製剤室

製剤室では、主に次の2つの業務を担当しています。

      • 院内製剤の提供
      • 注射薬の無菌的混合調製[TPN・抗がん剤 etc.]
【院内製剤の提供】

院内製剤は、「一般製剤」と「特殊製剤」に分類して調製しています。「一般製剤」とは、市販されている医薬品を必要な濃度に薄めたり、数種類の医薬品を混ぜたりして、よく使われる状態に予め調製しておく製剤であり、対して、「特殊製剤」は、市販の医薬品や保険適応内の使用方法では治療に限界があるため、注射薬を坐薬の剤形に変更するなど、特定の患者に使用するために医師から直接依頼を受けて調製する製剤です。「特殊製剤」については、当院では、院内の委員会にて倫理性や必要性などを審議後に調製を開始し、使用する前には患者に説明し、同意を得たのちに投薬することになっています。
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院内製剤の調製件数推移(剤数)

分類2014年度2015年度2016年度2017年度
合計268120135241
クラスⅠ内服薬7200
外用薬51282838
注射薬84711
その他0003
小計66343552
クラスⅡ内服薬5033
外用薬85474597
注射薬1100
その他00027
小計914848127
クラスⅢ内服薬182412
外用薬53283838
注射薬0000
その他4081012
小計111385262

院内製剤については、メーカー製造品への切替をすすめていることから調製頻度が減りつつありますが、年に1品目程度「特殊院内製剤」の新規依頼を受け新規調製を開始しています。
調製機器として平成22年には「カプセル充填機」を、平成23年には軟膏練合機「ひとひ練り」を新規購入し、日々活用しています。
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【注射薬の無菌的混合調製(TPN・抗がん剤 etc.)】

中心静脈栄養療法(TPN)や化学療法(抗がん剤)などの注射薬の計量調剤をクリーンベンチや安全キャビネットといった清潔な空間で実施し、提供しています。注射薬は直接、血管に投与される薬剤であり、注射薬の混合調製には厳密な薬剤採取と清潔操作が求められます。日々、注射薬の特性を理解し、調製手技のトレーニングを行い、安全で正確な薬剤提供に努めています。
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注射薬の調製件数推移

化学療法の注射薬調製については、外来・入院ともに年々増加傾向にあり,年間8,000件を超える調製を行っています。調製場所としては2009年3月に「抗がん剤調製室」が新設され,安全キャビネットも「完全廃棄型」を設置し調製者の曝露に注意しながら調製を行っています。また、抗がん剤には閉鎖式薬物混合システム(BDファシール®)を使用し、さらにプライミングを行い、病棟での多職種の暴露防止に努めています。また、秤量監査システムを導入して正確な注射調製品を提供しています。

ICUでの注射薬調製

平成16年より開始したICUでの注射薬調製を主体とした病棟業務は,平日の12時から薬剤師1名と看護師で行っています。近年では減少傾向にあります。

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外来化学療法室

外来化学療法室では、主に注射薬の無菌調製と外来化学療法患者に対する薬学的管理(がん化学療法の患者指導、副作用モニタリング等)の2つの業務を担当しています。

【注射薬の無菌調製】

外来化学療法の抗がん剤、支持療法薬(制吐剤など)、生物学的製剤の注射薬の無菌調製を行っています。2013年度、外来化学療法室15床への増床に合わせ、外来化学療法室にある抗がん剤調製室で調製を行っています。抗がん剤調製室内は陰圧環境であり、個人保護具を装着した上で、完全外排気型安全キャビネット(図1)、原則すべての抗がん剤を対象に閉鎖式薬物移送システム(BDファシール®)を使用し(図2)、プライミングを行うことで、抗がん剤の職業曝露防止に努めています。また、秤量監査システム(図3)を導入して、正確な注射調製品を提供しています。

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図1. 安全キャビネットを使用した無菌調製
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図2. 閉鎖式薬物混合システム
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図3. 秤量監査システム

業務件数

【外来化学療法患者に対する薬学的管理(がん化学療法の患者指導、副作用モニタリング等)】

薬学的管理として、外来化学療法の処方監査、レジメン管理(図4)に始まり、薬剤師は薬剤管理指導などの患者指向へ業務を展開しています。外来初回およびレジメン変更となった患者・家族を対象にオリエンテーションを行っています(図5)。また、抗がん剤に伴う副作用の管理が継続して必要と判断した患者・家族を対象に、副作用モニタリングを行い、必要に応じて担当医へ支持療法薬(制吐剤など)の提案を行っています。外来化学療法室では腫瘍センター医師、看護師、栄養士らとチーム医療を行い(図6)、安全・安心な治療を提供しています。
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図4. レジメンオーダシステム画面
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図5. 外来化学療法の患者説明(患者役は腫瘍センター長)
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図6. 毎朝の外来化学療法カンファレンス

業務件数

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病棟業務

1病棟から服薬指導を開始し、徐々に対象病棟を拡大して、現在は現在は専任13名、兼任5名の薬剤師が19病棟24診療科を担当しています。
病棟薬剤業務では、入院患者さんに面談を行い、持参薬やアレルギー歴、副作用歴などを確認し、その評価に基づいて処方設計・提案等を行っています。また、得られた情報は病棟カンファレンス等で他職種と情報提供・共有し、患者さんの安全な薬物治療に繋げています。
薬剤管理指導業務では、患者さんが薬について十分に理解して正しく使えるように説明・指導を行っており、全てのお薬に対応しています。

薬剤管理指導件数・プレアボイド件数の推移

*2016年4月より、薬剤管理指導「救命救急入院料等を算定している患者に対して行う場合」(430点)は削除されました。

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薬物血中濃度モニタリング業務

さじ加減の難しい抗MRSA薬(バンコマイシンやテイコプラニン等)に関して、薬の血液中の濃度を測定し、患者にとって最も安全で効果的な薬物療法を医師とともに組み立てます。

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