インフォームド・コンセント

　インフォームド・コンセントは、医師の十分は説明を受けたうえで、患者さん自身が最終的な治療方針を選択するという「患者の知る権利」「自己決定権」を補償する考え方で、患者中心の医療を実現するための基本となる考え方として、「十分な説明に基づく同意」「説明と同意」という意味で使われます。

　医師が診療情報を積極的に提供することにより、患者さんが疾病と診療の内容を十分に理解して、医療の担い手である医師と、医療を受ける患者さんとが協働して疾病を克服し、医師・患者間のよりよい信頼関係を築くことを目的とする倫理規範としています。

　これらインフォームド・コンセントの理念を、患者さんと医療提供者との信頼関係に基づく患者中心の医療の実践に結び付けるために、患者さん側が医療に関心をもち、積極的に関わることが大切になります。