屈折矯正センター

中央診療施設等

Central medical facilities

屈折矯正センター

屈折矯正センターでは、視覚の質を上げるために、ひとりひとりにあった最新医療を提供いたします。

部門紹介

人間が外界からの情報を得る時、90%以上が視覚を介しているといわれています。つまり。現在のような高度情報化社会において、視覚はなくてはならないものなのです。 屈折矯正センターでは、視覚の質を上げるために、ひとりひとりにあった最新医療を提供いたします。

近視とは

人間の眼は、眼の奥にある網膜と呼ばれる神経のフィルムに像が結ばれると、脳に信号が送られ、映像として認識することができます。網膜上にしっかりピントがあった状態を「正視」といい、映像がくっきり見える状態です。反対に、近視は網膜の前方にピントがあい、特に遠方の像がぼやけます。

近視の矯正方法

眼鏡やコンタクトレンズが一般的ですが、眼鏡では視野の狭さやゆがみがあったり、コンタクトレンズでは消毒や管理が面倒であったりなどと不便な点もあり、裸眼視力がよければどんなにいいだろうと思われる方も多いでしょう。
近年、近視の矯正方法として、新しいオプションが増えています。

レーシック手術

2000年にエキシマレーザーが認可されて以来、近視の治療としてレーシックが日本でも始まりました。レーシックとは角膜を削って近視を矯正する手術で、インターネット等でも簡単にできる治療法として紹介されていますが、関東の大手レーシック眼科で術後に角膜感染症を多数起こした事件をはじめとしたトラブルも報告されています。これらは手術前の診断や術後の処置が不十分なことが原因であり、トラブルを避けるためには眼科専門医できちんと診察を受けることが大事です。

 

従来のレーシック手術ではケラトームと呼ばれる電動カンナで角膜の表面に薄いふた(フラップ)を作り、エキシマレーザーを照射することにより角膜の形を変えて近視を矯正していました。エキシマレーザー照射は、コンピューター制御されており、非常に精密に照射することができるため、このプロセスでのトラブルが起こる可能性はほとんどありません。しかし、前半の、ふたを作るプロセスでは、刃物を用いるためアクシデントが起こる可能性があります。

フェムトセカンドレーザーの登場

2010年10月にフェムトセカンドレーザーが厚生省に認可されました。このレーザーは、千兆分の1秒という超短パルスレーザーで、短い時間で1点にエネルギーを集中させることによって、正確で平なめらかに組織を切除することが可能です。つまり、フラップを作る過程を、より安全に、またより正確に施行することができます。
当院ではこのフェムトセカンドレーザーを県内でもいち早く導入し、安全なレーシック手術施行を可能にしました。

Abbot社 イントラレースFSレーザー120kHz

カスタムレーシック

以前のレーシック手術では、単純な近視や乱視以外の、細かい歪みを矯正することは不可能で、また、手術を行うことにより、帰って歪みを増やしてしまい、視力の質を落としてしまうことも少なくありませんでした。しかし、近年角膜の細かい歪みを計測して、出来る限り矯正することができるようになりました。これをカスタムレーシックといいます。各個人の状態を調べて、眼の状態に応じて角膜を切除することにより、視力の質を向上させることができます。

 

フェムトセカンドレーザーで安全にフラップを作成し、またカスタムレーシックでよりよい視力をめざす手術は、現在行われているレーシックでは最も安全な手術といわれています。アメリカNASAの宇宙飛行士も、通常のレーシック手術は禁止されていますが、この手術方法受けることは許されているというほど、安全で、かつ、矯正精度の高い手術です。

その他の治療

2010年にはレーシックができないといわれていたひどい近視にも対応ができる有水晶体眼内レンズ手術が、さらには、手術を行わず、特殊なコンタクトレンズをつけることにより一時的に裸眼視力を回復させるオルソケラトロジーといった方法も開発され、当院でも対応しています。

外来診療

完全予約制になっております。
火曜日午後、および金曜日午後に専門外来を実施しておりますので、事前に眼科外来(089-960-5563)にご連絡ください。

スタッフ紹介

役職 氏名 専門領域 専門医等
助教 井上 英紀

角膜、眼感染症

助教 竹澤 由起

角膜、コンタクトレンズ、ドライアイ、円錐角膜

准教授 原 祐子

角膜、アレルギー 屈折矯正、白内障 (多焦点眼内レンズ)

助教 平松 友佳子

メディカルレチナ

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