甲状腺外来

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甲状腺外来

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甲状腺の病気でお困りのことがあれば、当診療科に受診してください。

甲状腺とは?

甲状腺は、のど仏の下にあり、重さが約15g、大きさが縦約3.5cm、横約3cmで、正面から見ると蝶が羽を広げた形をした小さな臓器です。甲状腺が病気のために大きくなると、首を少し伸ばした状態で甲状腺の輪郭がはっきり見えます。

 

甲状腺の働きは?

甲状腺はどんな働きをもつ臓器なのでしょうか。甲状腺ホルモンという人間が生きていくために欠かせない物質を作っています。それは、食べた栄養素が骨や筋肉の維持・増殖に使われるようになるために必要であり、また体温を維持するための熱産生に必要であり、さらに運動に応じて脈拍を増やしたり呼吸を速くしたりする交感神経という神経の活動を調節するために必要です。

そのため、甲状腺の病気で甲状腺ホルモンが増えすぎると、安静にしていても脈拍が多かったり、汗をよくかいたり、手が振るえたり、イライラしたりといった交感神経が興奮した状態になり、さらに微熱が出たり、食欲が旺盛な割に体重が減少したりといった症状が出ます。逆に甲状腺ホルモンが足りなくなると、寒がり、皮膚のかさつき、むくみなどの症状がでます。

 

甲状腺の病気は多い?

甲状腺の病気は多いのでしょうか。一般住民検診などで、甲状腺が大きい人の割合は男性で約5%、女性で約20%であるとの結果が出ています。
また別の調査では、甲状腺の働きに影響を与える物質(自己抗体)を体内に持っている人の割合は、男性で約5%、女性で約20%であるとの結果もでています。
前述のバセドウ病の患者さんの数は、人口1000人あたり3-6人の割合で、女性が男性の約3-4倍と多いのです。

甲状腺の病気でお困りのことがあれば、当診療科に受診してください。

開始日:
 平成21年6月17日(水)

診察日時:
 診察日 受付は10時半まで

診察受付:
 内科外来

担当医:
 松浦文三(第三内科、日本甲状腺学会専門医)、三宅映己(第三内科)、山本晋(第三内科)、藤堂裕彦(第三内科)

対象疾患:
 甲状腺・副甲状腺疾患全般

診療内容:
 甲状腺・副甲状腺の超音波検査・処置を含む診療 (保険診療です)

予約方法:
 医学部附属病院 総合診療サポートセンター(089-960-5322)を通じて事前に申し込むか、当日10時半までに受付をして直接受診してください。

松浦文三 先生

症例

バセドウ病+左甲状腺濾胞性腫瘍

左副甲状腺腺腫

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