外科
Surgery
小児外科
こどもの成長によりそった治療を行います。
診療科紹介
私たちは「こどもを安心してまかせられる外科医」を目指しています。こどもの成長や発育を妨げないように、手術時期や手術の方法を考慮して診療にあたっています。治療の対象は胎児から中学3年生までですが、疾患によっては成人になってもフォローをしています。お子さんの負担がなるべく少なくなるよう、また手術による傷がなるべく目立たないように腹腔鏡手術を含めた手術を取り入れています。大学病院と聞くと、どうしても敷居が高くなってしまいがちですが、受診して頂きやすいように、毎日外来日としておりますので、気安く受診して頂ければと思います。最善の治療を提供できるように様々な診療科と連携して診療を行っていきたいと考えています。
対象疾患
当診療科は、愛媛県における小児外科診療の基幹病院として、小児外科専門医が常勤している小児外科学会認定施設であり、外科的疾患を有する小児の患者さんを、急患も含めて、広く積極的に受け入れています。
当科で診療を行っている主な疾患を以下に示します。
鼠径ヘルニア
臓器が脱出し、鼠径部が膨らむ病気です。嵌頓を予防するために手術が必要です。当科では全例腹腔鏡で手術を行っています。
停留精巣
精巣が陰嚢内になく、鼠径部やお腹にある病気です。放置しておくと将来の妊孕性に影響がでるため、手術によって精巣を陰嚢に引き下ろして固定する必要があります。
臍ヘルニア
いわゆる「でべそ」です。ご家族の希望があれば、まず圧迫療法を行い、それでも改善を認めない場合は、おへそを陥凹させる臍形成手術を行います。
漏斗胸
前胸部が陥凹する病気です。本人、ご家族の希望に応じて手術を行っています。手術は10歳前後で、胸腔鏡を用いて行っています。
経口摂取困難
神経疾患などのために食事摂取が不十分であったり、誤嚥をしてしまうようなお子さんに胃瘻造設を行っています。胃食道逆流症を合併している場合は逆流防止手術も同時に行っています。
肝胆道系疾患
胆道閉鎖症、胆道拡張と代表とする肝臓疾患に対しても手術を行っています。
新生児疾患
生まれつき消化管が閉鎖していたり、腫瘍があったりと様々な疾患があります。出生前に指摘されている場合には、ご両親に十分な説明をして、必要以上に御心配をかけないよう心がけています。
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