外科
Surgery
消化器外科
患者様に寄り添い、
患者様に最も適した、
患者様に負担の少ない
最先端の治療を行います
診療科紹介
当科は、悪性の病気である消化管のがん(食道がん、胃がん、大腸がん、消化管間葉系腫瘍(GIST)など)を主に治療していますが、良性の病気である炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の他、食道アカラシア、逆流性食道炎、虫垂炎、鼠径ヘルニアなども治療しております。これらの治療法は多岐にわたり、外科手術のみならず、抗がん剤治療や放射線治療、免疫治療も当科で行なっております。幅広い治療方法が選択できるため、患者様の個々の病状にもっとも適した治療を、患者様と一緒に相談しながら行うオーダーメイド治療を行うよう心がけています。
診療のトピックス
<hinotoriTM surgical robot system>
株式会社メディカロイドが開発した日本初の実用型内視鏡手術支援ロボットです。da Vinciと同様に手術器具や内視鏡を取り付けた4本のアームを、執刀医がコックピットから3D画像を観察しながら遠隔で手術を行います。
当科では2024年2月に直腸がんに対して四国で初めてhinotoriを用いた直腸切除術を行い、さらにロボット手術を大腸がん患者さんへ提供してきたいと考えています。
主な症状
食事のつかえ感、食欲不振、お腹が張る、吐き気、嘔吐、胸焼け、腹痛、便秘、下痢、下血、おなかや鼠径部のしこり、体重減少など、ありとあらゆるお腹の症状を対象にしています。
対象疾患
食道がん
手術のみならず化学療法や放射線治療も行なっており、早期がんから進行がんまで幅広く治療を行なっています。また、手術は体に負担の少ない内視鏡手術をいち早く取り入れ、2023年8月より愛媛県では初となる手術手技ロボットによる食道切除も開始しています。
胃がん
体に負担の少ない腹腔鏡手術をいち早く取り入れ、さらにロボットを用いたロボット支援下手術も四国の先進施設として積極的に行なっています。また、進行がんに対してはガイドラインに基づいた術前、術後の化学療法も行なっています。
大腸がん
従来の腹腔鏡手術のみならず、直腸がんに対するロボット支援下手術も積極的に行なっています。また、進行がんに対してはガイドラインに基づいた術前、術後の化学療法も行なっています。
消化管間葉系腫瘍(GIST)
臓器の正常部分をなるべく多く残して臓器の機能を温存するため、当院内科と共同して手術を行う腹腔鏡内視鏡合同手術を積極的に行なっております。
食道良性疾患
食道裂孔ヘルニアや食道アカラシアなどに対して手術治療を行なっております。胃だけでなく、他の臓器も同時に脱出した巨大な食道裂孔ヘルニアに対してもメッシュを用いた修復を取り入れています。
炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎、クローン病などを対象としており、予防的な大腸全摘や、薬物治療で改善しない狭窄や閉塞などに対して手術を行なっています。手術は腹腔鏡を用いて体に負担が少ないように行なっています。
鼠径部ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア
いわゆる脱腸と呼ばれる鼠径ヘルニアや大腿ヘルニアに対して修復術を行なっています。初発のみならず、一度手術をおこなって再発したヘルニアに対しても手術を行なっています。当科は古くから腹腔鏡手術を取り入れており、患者様の希望に沿った術式選択が可能です。また、腹部手術の傷あとの部分が弱くなり、内臓などが皮下に飛び出す腹壁瘢痕ヘルニアの修復も腹腔鏡で行なっています。他院で行われた手術が原因で発生した腹壁瘢痕ヘルニアの修復術も多く行なっていますので、お困りの際はご相談ください。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門領域 | 専門医等 |
---|---|---|---|
講師 | 秋田 聡 | 下部消化管全般 |
日本外科学会 専門医・指導医・認定医 |
教授 | 石丸 啓 | 下部消化管全般 |
日本外科学会 専門医・指導医・認定医 |
助教 | 大木 悠輔 | 下部消化管全般 |
日本外科学会 専門医 |
教授 | 押切 太郎 | 上部消化管全般 |
日本外科学会 専門医・指導医 |
准教授 | 菊池 聡 | 上部消化管全般 |
日本外科学会 専門医 |
准教授 | 古賀 繁宏 | 上部消化管全般 |
日本外科学会 専門医・指導医 |
助教 | 杉下 博基 | 下部消化管全般 |
日本外科学会 専門医 |
助教 | 松本 紘典 | 消化器外科全般 |
日本外科学会 専門医 |
准教授 | 吉田 素平 | 上部消化管全般 |
日本外科学会 専門医・指導医 |
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